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フェルマーの最終定理

どうもどうもこんばんは。
本日は久方ぶりの読書感想文。
ちなみに読み終わったのは去年の11月くらい。
めんどくさがりでさ。

読んだ本はこちら

フェルマーの最終定理
分かりやすい科学啓蒙書で評判のサイモン・シンの処女作で御座います。
17世紀の数学者ピエール・ド・フェルマーがピタゴラスの定理から導きだした定理。
3以上の自然数nに対してXn+Yn=Znを満たすような自然数X、Y、Zはない。
内容自体は簡単に理解できるけれど、それを証明するのに数々の数学者達が敗北していった有名な定理を1995年にワイルズが証明するまでの数学ノンフィクション。

ピタゴラスの定理ってのは皆さん知ってますよね。
直角三角形の斜辺の二乗は他二辺の二乗の和に等しいってやつです。
x2+y2=z2
フェルマーは試しにこの2を3にしてみたところ、xyzに当てはまる自然数解が見つからないことに気がついた。
また、4、5、6、といずれにも解が存在しない。
このことからx+y=zには3以上のべき数は成り立たないという定理を導き出した。
この定理について彼が書き遺したのは、

「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」

後の数学者達から「いや書けよ!」と総ツッコミを受けた有名な一文である。

数学、ね。
私の学校生活で最も敵対した分野、天敵でしたね。
こいつにどれほどの苦痛をもたらされたことか。
しかし、流石はサイモン・シン。
こんな私にも十分理解できるだけの分かりやすさで解説してくれています。
小学生の私がこの本を読んでいたならきっと数学が好きな理数系インテリな学生にしてくれたであろう、そう思わせるぐらいに数学の美しさというのを堪能させてくれる内容でした。
フェルマーの最終定理からいきなり始まるのではなく、ギリシャ時代の数学、ピタゴラス教団が探究していた数学から懇切丁寧に、しかし理解するのに苦労しないレベルで解説され、ピタゴラス数や友愛数、ナンタラ数など個々の数の関係の件などには脱帽させられる。
普段何気なく扱い、学生時代の嫌な思い出を蒸し返させる数字が持つ奥深さを楽しめた。
古くから始まる数学史に加えて興味深い知識を深めることができる、素晴らしい良作でした。

ただ前半の知識欲をそそる丁寧さに対して後半は駆け足のように感じられましたね。
彼はこの定理の為にこれとこれとこれについて研究し、結果見事に証明しました。チャンチャン。
つまるところ証明されたとは書いてあるけど具体的にこれらの知識をどのように活かして証明されたのかが書いていなかった。
もちろんその数学テクニックが高度過ぎて平易な文では解説することができなかったんでしょうけどね。
まぁ後半私も読むのに疲れて内容をあまり理解していなかっただけかもしれません。
そこが一番息詰まる面白そうなところだと思ったんですけどねぇ。
そこだけが少し残念。
しかし全体を通して見れば非常に理解しやすく面白くドラマチックな著作。
数学の知識が全く無くても十分読解可能なサイモンマジックでした。
興味が無かった方でも読み終わった頃にはきっと興奮さめ止まぬことでしょう。
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