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とある魔術の禁書目録 二次創作 27

 (馬鹿な・・)

 生きているはずがない。

 「ふざけやがって。なァオイ普通あンなタイミングで切れるかァ?」

 確かに一方通行は力を失っていた。焼き尽くしたはずなのだ。

 (まさか力なくしたフリでもしてたってのか!?そんなわけがあるか!?)

 何故一方通行が再び眼前で立っているのか、理解出来ずにゲオルクは立ちつくしていた。

 「随分なアホヅラかましてンなァ。弱火でじっくり焼いたはずなのになンで生きてるンですかって聞きてェのか?」

 白髪の悪魔は笑う。
 明らかな生命の危機にもかかわらず、もはやゲオルクの脳は何の答えも教えてはくれなかった。

 「てめェの考えごとは長ェなァ?やっぱ脳みそ焦げてたか?」

 一方通行は両手をいっぱいに広げた途端、一方通行を焼き尽くすはずの巨大な炎は生みの親に牙をむいた。

 「最初俺を気流操作系とか悲しいぐれェにバカな勘違いしたみてェだが、最後ぐらいは期待に応えてやるよ」

 熱によって生じた空気の流れを掌握したのだ。
 炎、二酸化炭素、毒。形を持たないそれらの凶器が、ゲオルクの周囲で渦を巻き、身体の外から中から、火によって毒によって焼き尽くされていく。
 絶望は何も教えてくれない。考えることもできない。
 一方通行が杖をついて遠ざかっていく足音は、死神が鎌を携えて歩み寄る足音のように聞こえた。

 階層の中心近くに造られた階段を降りると、一方通行は壁にもたれてしゃがみ込んだ。毒を吸い込み過ぎたようだ。思えば気分が悪い、というのはあまり経験がない。
 チョーカーを能力使用モードに切り替えると、循環系、代謝を操作し、身体機能を強制的に正常に引き戻すと再び通常モードに戻す。
 これもあまり経験が無かったのだが、一方通行はため息を吐いた。危うく死ぬところだったからだ。
 毒によって、ではない。チョーカーが完全に機能を失った、あの一瞬である。

 (理由は分からねェが、とにかくチョーカーが力を失くした。今正常に動いてるってことはおそらくチョーカーに異常はねェ。やはりクローンの方で一瞬だけ電磁波を崩す何かがあったか)

 あとほんの少し機能の回復が遅れたら間違いなく消し炭になっていただろう。
 しかし、問題は残る。機能が回復したということはクローンの方も事が片付いたということだろうか?それとも現在も進行中で再び同様の事態が起こり得るのだろうか。
 一瞬とは言え、戦闘中に何度も機能をダウンさせられてはたまったものではない。

 (・・・ちィっと休ンでくか)

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________________________________
一方VSゲオルク終結です。
いかがだったでしょうか、一方さんと発火能力の対決などそれこそ一方的な物にしかならなさそうでしたが、それなりに拮抗したものに出来たと思います。
この部分も前回と同じほんのちょびっとのこだわりがあります。
次章ですが、僅か程度しか進んでないです。
なんというか頭があんまり働かないというかね。
内容が決まってても書くのはムズい。
ホントに。
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