犬好きだからこそ多少面倒でもちゃんと世話をしたいし、しなきゃならんのです。
どうもどうもこんばんは
低反発マットが体に合わないのか
毎朝腰がゴキゴキな
ぎっちゃんです。
ちょっと腰を捻るだけで素晴らしい音です。
さて本日はガッコに実習をしに行きました。
休日でもちゃんとワンコの世話しなきゃなりませんからね。
一学年10人程で行います。
といっても一人一人が別行動。
一人につき5、6頭のワンコの世話です。
朝来てその日世話をするワンコを教えられるのですがね、皆が皆同じ気持ちです。
「なるべく手間の掛からないヤツを!」
ワンコですからね。
中には色々と問題のあるコってのがいるもんです。
他のワンコが嫌いで喧嘩っ早いコ
腰が悪いコ
湿疹などがあるコ
特定の人が嫌いなコ
ス~ツの人が嫌いなコ
冗談のようで冗談ぢゃないんですねコレが。
で今回私が受け持ったコの内ちょいと面倒なのが2頭いましたね。
イングリッシュ・スプリンガーのコで皮膚病っていうのかな?
体中に湿疹やイボ、それに目や耳も悪くて錠剤、目薬、耳薬をやらなくてはならない。
体を舐めたりするのはヤバいんだそうで首には常時エリザベスカラ~(ワンコの首につける顔が胴体以下に触れさせないようにする為の筒)もつけなきゃならない。
特にこのコで面倒だったのが錠剤。
普通餌に混ぜてそのまま食べさせるのですがコイツ。ふと気がつけば吐き出していやがった。
こうなると仕方ない。
無理矢理やらなきゃならんのですね。
上顎を掴んで口をこじ開けなるべく奥の方に薬を入れる。
それから口を閉じさせ上を向かせ、喉をさすってやる。
このとき喉がゴックンと動いたならば薬を飲んだことになるのですが、いざやってみると
・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
あれ?ゴックンしないぞ?
もしかして閉じたとき即行で飲んだのかな、と手を離してみると
ポタッ
落ちてきたよ。
やっぱりまだ飲んでなかったか。
これを何度も何度も繰り返しましたね。
それに口を無理に開けられるのはどのワンコだって嫌いですからね。
まず口を開けることからが難しいんです。
更に何度かやって喉をさすり続けること3分。やっとこさ飲ませることに成功。
全く時間が限られているというのに。
昼休憩まで1時間しかないぢゃないか。
急いでもう一つの犬舎に移動。
そこのワンコの世話をしてからまた最初の犬舎にとんぼ返り。
もう一匹面倒なコ、アフガン・ハウンドがいましてね。
全く餌を食べようとしないんですね。
それはもう全く。
それでいてガリガリに痩せてるもんだからコイツも無理矢理餌を食べさせなきゃならんのです。完食するまで。
ぢゃないと死ぬからね。
やり方は薬と一緒。
こじ開けて餌一掴みを口の奥に流し込む。
その後閉じてやらないとほとんど吐き出してしまう。
そんなんで時間掛かるので後回しにしてたんです。
どうしたものか。
ホントに食わない。
あんまりやりたくないけど強制的に餌を食べさせる。
しかし非情にもタイムアップ。
一度校舎に戻って点呼。それから一時間ほど昼休憩があるのですが私はアフガンの元へ行き強制給餌。
やっとこさ全部食べさせ、時計を見てみると休憩終了まで残り5分ほど。
チクショウめ。
昼飯抜きで休憩時間が終わり再び実習開始。
出来るだけ早く終わらせてレッツアフガン。とはいっても時間なんてほとんどないんですけどね。
もちろん餌は食べない。
さぁいくぞそれいくぞと強制給餌。
しかし次第に抵抗の意思を強くするアフガン。
コンチクショウめ、と結局時間内に終わらず校舎にて点呼、施設清掃。
そして私だけ引き続き残ってアフガンの相手である。
さぁ食えそれ食え。
5分後
「お前もうさっさと食えよ」
次第にイライラが溜まってきた私。
私の手から必死に顔を背けるアフガン。
餌を前にして塞ぎ込み両足で顔を覆うアフガン。
クソゥ、どうあっても食べないつもりか、と繋いでいるリ~ドを思いっきり引っ張って起こさせる。
酷い人に見えますけどそれもしつけなんですよね。
そうでもしないと我侭するばかりですから。
10分後
「お前ほとんど落としてんぢゃねぇか。口に入れただけで食った気になるなよ?」
そろそろ角が生えてきそうな私。
言ってることはキツいですけどそんな声荒げてるわけではありませんからね。
コレが人間相手だったら嫌って程怒鳴り散らすところ。
しかし今回の相手はワンコ。そんなことしてももちろん理解出来る訳が無い。
仕方なく餌を飲み込ませる、というより飲み込ませようとすること15分後。
「お前もっと食ってくんねぇかな~。お前が食わなきゃ俺帰れないんだけどな~」
愚痴が火を噴き出してきた。
「雨のせいで洗濯出来ないし蚊に刺されるし最近朝飯食ってねぇし・・・」
もはやアフガンも関係無くなってきた。
作業を続けること30分後。
「・・・・・・・・・・」
果てた。
「グうゥゥゥ~」
(私の声ではなく腹の虫の声だ)
もう何も話す気になれなくなりアフガンの顔を追う私の腕も重い。
それでもやっと捕まえ口を開けてこぼれる餌を突っ込み
「そうそう、いいコだねぇ・・」と褒めてやる。
さぁもう少し、と
先生「あの、もういいよ?戻してきて。よく頑張ったよ?」
アフガンを犬舎内のクレイト(ワンコを寝かせたりするための犬小屋的な物)に入れ、本日の私の実習は終わったとさ。
もうダメだおりゃ。
忍耐ってのは大事だよ。
低反発マットが体に合わないのか
毎朝腰がゴキゴキな
ぎっちゃんです。
ちょっと腰を捻るだけで素晴らしい音です。
さて本日はガッコに実習をしに行きました。
休日でもちゃんとワンコの世話しなきゃなりませんからね。
一学年10人程で行います。
といっても一人一人が別行動。
一人につき5、6頭のワンコの世話です。
朝来てその日世話をするワンコを教えられるのですがね、皆が皆同じ気持ちです。
「なるべく手間の掛からないヤツを!」
ワンコですからね。
中には色々と問題のあるコってのがいるもんです。
他のワンコが嫌いで喧嘩っ早いコ
腰が悪いコ
湿疹などがあるコ
特定の人が嫌いなコ
ス~ツの人が嫌いなコ
冗談のようで冗談ぢゃないんですねコレが。
で今回私が受け持ったコの内ちょいと面倒なのが2頭いましたね。
イングリッシュ・スプリンガーのコで皮膚病っていうのかな?
体中に湿疹やイボ、それに目や耳も悪くて錠剤、目薬、耳薬をやらなくてはならない。
体を舐めたりするのはヤバいんだそうで首には常時エリザベスカラ~(ワンコの首につける顔が胴体以下に触れさせないようにする為の筒)もつけなきゃならない。
特にこのコで面倒だったのが錠剤。
普通餌に混ぜてそのまま食べさせるのですがコイツ。ふと気がつけば吐き出していやがった。
こうなると仕方ない。
無理矢理やらなきゃならんのですね。
上顎を掴んで口をこじ開けなるべく奥の方に薬を入れる。
それから口を閉じさせ上を向かせ、喉をさすってやる。
このとき喉がゴックンと動いたならば薬を飲んだことになるのですが、いざやってみると
・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
あれ?ゴックンしないぞ?
もしかして閉じたとき即行で飲んだのかな、と手を離してみると
ポタッ
落ちてきたよ。
やっぱりまだ飲んでなかったか。
これを何度も何度も繰り返しましたね。
それに口を無理に開けられるのはどのワンコだって嫌いですからね。
まず口を開けることからが難しいんです。
更に何度かやって喉をさすり続けること3分。やっとこさ飲ませることに成功。
全く時間が限られているというのに。
昼休憩まで1時間しかないぢゃないか。
急いでもう一つの犬舎に移動。
そこのワンコの世話をしてからまた最初の犬舎にとんぼ返り。
もう一匹面倒なコ、アフガン・ハウンドがいましてね。
全く餌を食べようとしないんですね。
それはもう全く。
それでいてガリガリに痩せてるもんだからコイツも無理矢理餌を食べさせなきゃならんのです。完食するまで。
ぢゃないと死ぬからね。
やり方は薬と一緒。
こじ開けて餌一掴みを口の奥に流し込む。
その後閉じてやらないとほとんど吐き出してしまう。
そんなんで時間掛かるので後回しにしてたんです。
どうしたものか。
ホントに食わない。
あんまりやりたくないけど強制的に餌を食べさせる。
しかし非情にもタイムアップ。
一度校舎に戻って点呼。それから一時間ほど昼休憩があるのですが私はアフガンの元へ行き強制給餌。
やっとこさ全部食べさせ、時計を見てみると休憩終了まで残り5分ほど。
チクショウめ。
昼飯抜きで休憩時間が終わり再び実習開始。
出来るだけ早く終わらせてレッツアフガン。とはいっても時間なんてほとんどないんですけどね。
もちろん餌は食べない。
さぁいくぞそれいくぞと強制給餌。
しかし次第に抵抗の意思を強くするアフガン。
コンチクショウめ、と結局時間内に終わらず校舎にて点呼、施設清掃。
そして私だけ引き続き残ってアフガンの相手である。
さぁ食えそれ食え。
5分後
「お前もうさっさと食えよ」
次第にイライラが溜まってきた私。
私の手から必死に顔を背けるアフガン。
餌を前にして塞ぎ込み両足で顔を覆うアフガン。
クソゥ、どうあっても食べないつもりか、と繋いでいるリ~ドを思いっきり引っ張って起こさせる。
酷い人に見えますけどそれもしつけなんですよね。
そうでもしないと我侭するばかりですから。
10分後
「お前ほとんど落としてんぢゃねぇか。口に入れただけで食った気になるなよ?」
そろそろ角が生えてきそうな私。
言ってることはキツいですけどそんな声荒げてるわけではありませんからね。
コレが人間相手だったら嫌って程怒鳴り散らすところ。
しかし今回の相手はワンコ。そんなことしてももちろん理解出来る訳が無い。
仕方なく餌を飲み込ませる、というより飲み込ませようとすること15分後。
「お前もっと食ってくんねぇかな~。お前が食わなきゃ俺帰れないんだけどな~」
愚痴が火を噴き出してきた。
「雨のせいで洗濯出来ないし蚊に刺されるし最近朝飯食ってねぇし・・・」
もはやアフガンも関係無くなってきた。
作業を続けること30分後。
「・・・・・・・・・・」
果てた。
「グうゥゥゥ~」
(私の声ではなく腹の虫の声だ)
もう何も話す気になれなくなりアフガンの顔を追う私の腕も重い。
それでもやっと捕まえ口を開けてこぼれる餌を突っ込み
「そうそう、いいコだねぇ・・」と褒めてやる。
さぁもう少し、と
先生「あの、もういいよ?戻してきて。よく頑張ったよ?」
アフガンを犬舎内のクレイト(ワンコを寝かせたりするための犬小屋的な物)に入れ、本日の私の実習は終わったとさ。
もうダメだおりゃ。
忍耐ってのは大事だよ。
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