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そして世界に不確定性がもたらされた 感想

どうもどうもこんばんは。
今月やっとお初にお目にかかりますぎっちゃんです。
なんで更新なかったのかって?
うん特に理由は無いよ?

というわけで本日は夏休みの宿題、読書感想文。
課題図書はこちら

デイヴィッド・リンドリー著
そして世界に不確定性がもたらされた

ハイゼンベルクが打ち出した量子力学の根幹「不確定性原理」
それまでは決定論に基づいた因果律によって世界は支配されていると考えられていたが、彼のこの「不確定性」という新しい考えによって世界は「確立」に支配されているという不正確なものであるという可能性が誕生した。
当時の科学界においてこれは革新的な概念であり、かのアインシュタインは頑なにこの不確定性を受け入れようとはしなかった。
本書は不確定性の誕生とそれが決定論から移り変わるパラダイムシフトを作り出した著名な科学者達の人間ドラマを如実に描き出したノンフィクションというもの。

正直に申し上げますとね、私ね、本のチョイスをしくじった。
何故かというとね、私あんまり科学史には興味ないんですよね。
科学には大いに興味あるんですけど理論の誕生やら科学者達の努力、確執に関しては全く興味が無い。
あくまで興味があるのは科学、その中身。

で、だったらなんでこの本読んだんだよって思われるでしょう。
はい、内容ほとんど確認せずに買っちまいました。
タイトル見て表紙見てアマゾンで5つ星ついてて「あ、これ量子論のこと分かりやすく解説してそー」という第一印象で買ってしまったのでいざ読んでみてガッカリ。
期待した内容ではなかった。
100%非は私にあった。

一から十まで量子力学に関わる科学者達の大ドキュメンタリー。
科学に関する解説は皆無ではないけどほぼ皆無で、あったとしても漠然としていておまけに専門用語の説明も少なく分かりやすさは感じられなかった。
次はもっと慎重に調べてから買おうと心の底から思いました。

まぁここまで書きましたがね、確かに科学史の知識を得るとしたらこれは大変良い本だとも思えました。
文句っぽいこと書いちゃいましたけどそもそも著者が想定していた読者層ではありませんでしたからね私。
勘違いして買っちゃっただけですからね私。
そんな科学史に興味ない私でも、この本はその方面に関してはとても詳細に、しかし平易な文章で分かりやすく書かれていて読み進めるのは全く苦になりませんでしたよ。

期待の内容ではなかったんで途中で投げたくなる衝動に何度か駆られましたけど。

間違いなく科学史に興味がある、その知識を身につけたい、という方にお勧めできる良書です。
私みたいな間違いは犯さないように気を付けましょう。
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フェルマーの最終定理

どうもどうもこんばんは。
本日は久方ぶりの読書感想文。
ちなみに読み終わったのは去年の11月くらい。
めんどくさがりでさ。

読んだ本はこちら

フェルマーの最終定理
分かりやすい科学啓蒙書で評判のサイモン・シンの処女作で御座います。
17世紀の数学者ピエール・ド・フェルマーがピタゴラスの定理から導きだした定理。
3以上の自然数nに対してXn+Yn=Znを満たすような自然数X、Y、Zはない。
内容自体は簡単に理解できるけれど、それを証明するのに数々の数学者達が敗北していった有名な定理を1995年にワイルズが証明するまでの数学ノンフィクション。

ピタゴラスの定理ってのは皆さん知ってますよね。
直角三角形の斜辺の二乗は他二辺の二乗の和に等しいってやつです。
x2+y2=z2
フェルマーは試しにこの2を3にしてみたところ、xyzに当てはまる自然数解が見つからないことに気がついた。
また、4、5、6、といずれにも解が存在しない。
このことからx+y=zには3以上のべき数は成り立たないという定理を導き出した。
この定理について彼が書き遺したのは、

「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」

後の数学者達から「いや書けよ!」と総ツッコミを受けた有名な一文である。

数学、ね。
私の学校生活で最も敵対した分野、天敵でしたね。
こいつにどれほどの苦痛をもたらされたことか。
しかし、流石はサイモン・シン。
こんな私にも十分理解できるだけの分かりやすさで解説してくれています。
小学生の私がこの本を読んでいたならきっと数学が好きな理数系インテリな学生にしてくれたであろう、そう思わせるぐらいに数学の美しさというのを堪能させてくれる内容でした。
フェルマーの最終定理からいきなり始まるのではなく、ギリシャ時代の数学、ピタゴラス教団が探究していた数学から懇切丁寧に、しかし理解するのに苦労しないレベルで解説され、ピタゴラス数や友愛数、ナンタラ数など個々の数の関係の件などには脱帽させられる。
普段何気なく扱い、学生時代の嫌な思い出を蒸し返させる数字が持つ奥深さを楽しめた。
古くから始まる数学史に加えて興味深い知識を深めることができる、素晴らしい良作でした。

ただ前半の知識欲をそそる丁寧さに対して後半は駆け足のように感じられましたね。
彼はこの定理の為にこれとこれとこれについて研究し、結果見事に証明しました。チャンチャン。
つまるところ証明されたとは書いてあるけど具体的にこれらの知識をどのように活かして証明されたのかが書いていなかった。
もちろんその数学テクニックが高度過ぎて平易な文では解説することができなかったんでしょうけどね。
まぁ後半私も読むのに疲れて内容をあまり理解していなかっただけかもしれません。
そこが一番息詰まる面白そうなところだと思ったんですけどねぇ。
そこだけが少し残念。
しかし全体を通して見れば非常に理解しやすく面白くドラマチックな著作。
数学の知識が全く無くても十分読解可能なサイモンマジックでした。
興味が無かった方でも読み終わった頃にはきっと興奮さめ止まぬことでしょう。

新約 とある魔術の禁書目録

どうもどうもこんにちは。
地震の被害に世界中から支援が表明され、日本の復興を祈る声が続々と届いているようです。
被災者でもないのに心が温かくなってきますね。

ではでは先日読み終えた新約とある魔術の感想を。
冒頭はビックリしましたね。
なるほどヘヴィー・オブジェクト。
鎌池さんのもう一つのシリーズですね。読んでませんけど。
浜面はアイテムで相変わらずパシリ。かつてもう一人のメンバーがいた頃と比べながらも今の生活を享受しようとしていました。
パシリだけど。

変わって一方さんも黄泉川宅に戻ったようです。
打ち止めはもちろん番外個体も。
番外個体がミサカネットワークで巻き起こる「嫉妬」の感情と闘い敗北する様は想像して笑ってしまった。
そんな平穏の中で一方さんは自問自答。

自分には常識が通じない、というのは、実は何の自慢にもならないのではないか



















垣n


さーて不良たちから逃亡した浜面はスキルアウト仲間だった半蔵と合流。
なんやかんやあって半蔵は現在とある女の子をかくまっていることを知った。
フレメア・セイヴェルン
なんとアイテムのメンバーだったフレンダの妹らしい。
さらにスキルアウトのリーダーだった駒場利徳に特に懐いていた女の子。
せっかく平穏を得たけれど、その存在に浜面は再び闇と関わることを決意。
男だぜ。

一方さんの方でも偽装した大型車両を発見。
車内に残された写真を見て彼も闇に立ち向かうことに決定。
迷いの無い男ってステキだぜ。

敵は「新入生」
浜面や一方さんなど「卒業生」を併せて一つの勢力とし、それを撃破することが目的。
まぁ詳しいことは読みなさい。
新入生として登場した新キャラは黒夜海鳥。
さすが鎌池さんの作品は名前が何か変だぜ。
ファッションセンスも不思議ちゃんだぜ。
絹旗さんと同じ暗闇の五月計画被験者。
絹旗さんが一方さんの「防御性」を実現したのに対し、彼女は「攻撃性」の実現に成功したという。
能力に加えて能力を強化する機械を併用することで莫大な破壊力を得ていた。

浜面達は数々の駆動鎧と交戦。
それどうやって人間が動かしてんだよというものも登場。
レベル5の御坂さんを超える破壊力を得る為に一分間に4000発のレールガンを発射するカマキリとか。
レベル5超えとかもう対抗できるのは根性のあの人しかいないぜ。
早くSSじゃなくて本編でねぇかな。

なんとか駆動鎧を撃破し、一方さんと合流、黒夜さんも無力化したつもりが最後の力を使ってフレメアが隠れているビルを能力で攻撃、
のはずが。
上条さん参上。
いつものあれで能力を無効化。

はえー。
思ったより上条さんの登場早かったなオイ。
出るとしても次の巻で出ると思ったのに。
上条さんを救ったのは魔術結社「明け色の陽射し」のリーダー、レイヴィニア・バードウェイという人。
なんでもSSで既に出ていた登場人物らしいですけど。
私そっち方面は読んでないもんで分からないんですよねぇ。
文庫で発売して欲しいですけど。
こういうのは特典だから発売はしないのかな?
普通に売るんじゃ特典の意味ないですもんね?
まぁ特典かどうかだって覚えてないんですけど。

とりあえず新約入って最初の事件は落着。
いつもどおりの面白さでしたね。
手に入れた日常のシーンは是非アニメで見たいと思いましたねぇ。
やるとしても遠い未来の話になるでしょうけど。
新約は本格的に科学と魔術が交差した展開になるんでしょうか。
先が楽しみです。

とある魔術の禁書目録22巻 感想

どうもどうもこんにちは。
本日はとある魔術の読書感想文で御座います。
そういやとある魔術SSのタイトル決めてねぇな。
まいいや。

三人の野郎共が各々の目的の為に奮闘しまして、結果見事上条さんは右方のフィアンマを撃破。
浜面は麦野と和解。
一方さんも打ち止めを救ったり、とロシア編もこれにて終了となりました。
しかし微妙に終わってないんだなコレが。
今まで通りに役目が終わったらヤバい飛行機で学園都市まで帰還、とはならず上条さんは行方不明生死不明。
浜面も学園都市との交渉に向けて確たる交渉材料を求め、
一方さんは番外個体と打ち止め救出に向けて再起動。
まだまだこの三人が交差しつつも動き続けることになりそうです。
てかこいつら平穏に学園に帰れんの?

ちなみに私はインさんと美琴さん、どちらかと聞かれればビリビリ中学生派。断じてロリコンではない。
いやだってインさんとかさぁ。
現実にいたらぜってーウゼぇよ。
まぁあくまで小説の中のキャラだし、根っこはイイ子なんだろうから嫌い、とまでは言いませんけどね。
それはさておき他の美琴さんファンはこの22巻を読んでたいそう憤っているそうです。
扱いがヒドイと。
確かに。最後以外はずっと行間だけの登場だったしね。
本来の目的もまるで果たせなかったしね。
しかしアレだよ、最後のシーンは絶対次のメインヒロイン枠で間違いねぇって。
俺信じてるから!諦めねぇから!
まぁぶっちゃけ一番好きなキャラは?ってなったらオルソラさんですけどねー。

ところで一方さん。
すっかり上条さんに負けないぐらい熱い男になっちまったぜ。
上条さんや浜面には無い、こうクールさというかダークさブラックさがたまんなかったんだけど。

子供のような笑み

何故それを挿絵にしなかったんだ灰村さん。

見てー。マジ見てーよ一方さんのスマイル。
二期始まったばっかだけどもう三期が楽しみだよ。

さらにフィアンマ。
今回のラスボスだったくせに最後が男過ぎだろオイ。
好きになっちまうじゃねーか。

完璧に終わったわけではありませんが色々と解決してそれなりにキレイな終わり方でした。
さて23巻はいつ発売するのかな?
著者の鎌池さんは仕事が早過ぎるお方なんだそうです。
灰村さんガンバレー。

ついつい

最近ですね、あるラノベに手を出し始めました。


とある魔術の禁書目録

なぜかって?

ちょっと面白そうだったから。

興味ってのは怖いね。
なんでも面白そうに見えてしまう。
ラノベはあんまり読む気なかったんですけどね~。
中学の頃に友達が撲殺天使ドクロちゃんなるものを持ってきてまして。
私も試しに読ませてもらったんですが、なんというか。
なんじゃこら、と思ってしまいましたねぇ。
まぁ偏見なんですけど。
ラノベってこういうもんを言うのか、と自己完結してしまい、以来ラノベには見向きもしなかったんですけどね。
魔術と科学が云々とかあちこちの評判が妙に目についてしまって結果、
呑まれたわけだ。
はい意志薄弱ですいません。

いや、しかし読んでみればそもそものストーリーが違うのでラノベを見直しました。
ところどころ「んー」と思ってしまう点もなかなかにありますがね。
少年漫画的な熱さがあったり、先へと読ませる設定や伏線があって面白いと思いますよ。

まぁ今でもラノベ全般
漫画でやりゃいいのに
って思っちゃいますけどねー。

さて、気になるストーリー。
超能力が科学的に開発されている学園都市。
そこに住むとある貧乏学生上条当麻の部屋のベランダに真っ白なシスターが引っかかっていた。
初めて知る「魔術」の存在。どんな力も消しさる上条の右手。
魔術師の陰謀。学園都市の暗部。統括理事長の計画。
上条当麻の右手と熱い説教の学園アクションストーリー。
科学と魔術が交差するとき、物語が始まる!

分かりにくいだろうけどこれで我慢してくれ。

さて、何故唐突にこのとある魔術の宣伝をしたのか、というと。
実は最近SSを書き始めました。とある魔術の。
ネギま!じゃなくてねー。
ある小説を読んで思いついたネタなんですけどね。
いかんせん小説を書くのは初めてなのでもしかしたら読むのが苦痛になるかもしれない。
吐き気がするかもしれない。
走馬灯を見るかもしれない。
その他四肢に鈍痛、呼吸困難、目まい、動機、下痢などの症状が出るかもしれないがそれでも近々それを記事にするつもりです。
結構長編になるのでね。
まだ全部は書き終えてないんですけど。
命の危険を感じたら即読むのはやめましょう。
責任ならもちろん取りません。

ではでは乞うご期待。
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